都民の森を目指したあと… その⑤
商店を出発してすぐの交差点を左折して、しばらくすると緩やかながら斜面を登っていくことになる。
『ここはまだ峠ではなく前座ですよー』
とK野田は言う。
そうは言うものの…
つ…つらい…💧
休憩はとったがここまでの道程でかなりの脚への疲労の蓄積が…💧
序盤は下から2枚目で登っていたが、途中から早くも1枚目を使用している😓
まだ峠にすら入ってないのにこの体たらく。。
しかしながらこの前座の坂に関してはゆっくりながらもクリアしていく。
登っている途中、向こうから下ってきている小学校高学年位のスポーツサイクルに乗った子供達の集団とすれ違う。
『こんな小さな子供達がこの先の峠を登りきったのか😨』
と素直に驚く。
皆がまだまだ元気そう😓
この地域はスポーツサイクル好きにとって最高の環境だ。
様々な峠もあればひらけた平坦な道もある。
そしてサイクリングを飽きさせない素晴らしい景色。
そんな環境に育ってないとはいえ、40過ぎの大の男が、こんな速度で💧、この序盤で💧💧、ひーひー言っているのを恥ずかしくおもいだす…💧
よし❗
速度は遅くても、絶対登りきってやる👍
と目標をたてる。
ここからはK野田の適切なアドバイスのもとゆっくりかつ慎重にペダルを回して進んでいく。
と、
しばらく登っていった先にある、つづら折りを抜ける。
その前方に、開いたゲートの先にただ真っ直ぐの長い急斜度な道が延びているのが見えた。
※頂いた写真
見上げた瞬間心が折れかける…😅
『これ登るの…?😨』
と絶望しかけるがなんとか心を持ち直し地道にクランクを回す。
途中何度も幻の12速目を探してシフターをカチャカチャするが、当然そんなものはない😅
筆者は以前打ち込んでいたスポーツの影響で苦しい時は声をだす癖があり、まわりに人がいないのを良いことに、奇声を発しだしながら登っていく。
筆者がもがき苦しみながら登っていく横を、K野田はすいすいとまわりにアドバイスを出しながら登っていく。
ふとK野田の自転車をみると相変わらずチェーンが一番下にはない。
とんでもない奴だ😱
と驚く。
どういう鍛練を積めばこんなところをこれ以上に重いギアで登れるのか想像がつかない…😅
アドバイスのおかげもあり、ずっと5キロ平均ではあるが脚も付かずゆっくりと登る。
T野は早々に脚をついており、その後も何度か脚つきをしていた。
『苦しいが絶対俺は脚をつかないぞ❗』
という心の中の宣言を今のところ守っている。
その後も苦しみながらも坂の終盤に差し掛かる。
何度か真っ直ぐ走れなくなって、ふらつきながら大きく蛇行して登り体制を落ち着かせる。
その度にK野田から
『こんなとこで脚ついちゃうの?❗』
『マドン乗ってんだからまだまだ登れるよ❗』
等々
絶妙に気持ちを奮起させる(?😁)言葉で叱咤激励してくれる。
正直この激励がなければここまでこれなかった。
感謝だな😁
そして峠のクライマックスへと向かう…